◇ 鎌倉いとこができるまで

鎌倉いとこができるまで
裏ごしされ、クリーミーに練り上げられた北海道産えびすかぼちゃの餡に、しっとりと炊かれた、これも北海道産大納言小豆「豊祝」が混ぜ込まれます。
羊羹に成型されたもの。このままでも十分おいしそうです。
衣がつけられる直前です。餡のなかに散る大納言の様子がいいですね。
羊羹の断面は全部で6面。1面1面に溶いた衣を付けて、丁寧に焼いていきます。この甘皮が、鎌倉いとこのおいしさの秘訣。適温に保たれた銅板の上に、整然と並べられていきます。
片面が焼けたら、裏側にも衣をつけて、同じように並べていきます。焼き上がりを指先で確かめながら、片側の衣のつき具合を目で追います。
表裏とも焼けたら、次は側面。餡の黄金色と、衣の貴白色のコントラストがきれいです。ここまでくると、見るからにおいしそうです。早く焼き上がらないかと、心待ちになりますね。
いよいよ最後の面を残すばかりとなりました。
店内で焼き上がりをお待ちの方は、ここまで来ると「早く、早く!」と思われるのだそうです。でも、もうちょっと。ふんわり、かりっと焼き上げましょうね。
やっと、焼き上がりました。手仕事で焼くので、ちょっと時間がかかります。最後に衣の感触を確かめて、必要に応じてもう一度熱を通します。
焼き上がったら、粗熱を冷ますために竹のすだれの上に並べます。焼き上がりすぐは結構熱く、うかつに持つと大変です。
この焼きたて、衣がさくっとして、これはこれでとてもおいしいんです。